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最古の民家・箱木千年家 [建築、住宅、街並]

箱木家は日本に現存する最古の民家と言われている。室町時代、14世紀まで遡る可能性もあるそうだ。
江戸時代、既に飛びぬけて古い家として知られ、千年家の名で呼ばれてきた。
場所は兵庫の山奥、電車を何回も乗り換えてバスに乗って、えらく不便なところ。

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障子も畳もない。治安の悪い頃だから窓も少なく暗い。軒はえらく低く、屈まないと入れない。けれど当時としては立派な造りで、豪農の家だったそうだ。庶民はまだ竪穴式住居やバラックみたいな家に住んでいたという。
広い土間にうまや、ちょうな仕上げの広間、台所、納戸。それだけ。
こんな家が、その後の日本の民家の原点になった。

屋根の形、低い軒をみていると、竪穴式住居の面影を残しているように見えてくる。
今日、和風と呼ばれている障子、畳といった要素は江戸時代以降の数奇屋。
日本的なものというのは、実はもっと幅広い、と、こんな家を見ていると思えてくる。
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タグ:古民家 再生
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