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嵐の後の収穫物 [日常雑記]

嵐の後の海辺にはいろいろ面白いものが落ちてたりする。
ちょっと前になるが、葉山の浜を歩いて見つけた物。

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軽石。水にぎりぎり沈むくらいの軽さ。黒いところは木炭みたいに見える。噴火の時に巻き込んだ木片だろうか。硬くなって石と同化してる。
そういえばこの浜からは富士山が正面に見える。

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ビーチコーミングの定番、陶器の破片。呉須の色からそんなに古いものではなさそう。一つは模様が西洋磁器らしく肉が薄い。葉山だけに、どこかの旧家で使われてたティーカップか何かだろうか。

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何かの骨。ライターと比べるとわかるように、かなり大きい。掌より少し大きいくらいで、細長い骨が折れた一部らしい。穴は歯の跡だろうか。
とするとかなりでかい動物。イルカの歯はもっと小さいし。鯨のあごの骨の一部では、と思ってるけどどうかな。また調べてみます。

フクロウを見た、フクロウに見られた [日常雑記]

うちのあたりは電波が悪いので、ケータイで話す時は外でかけたりする。この前も夜、外で電話していた時のこと。
大きな鳥がすーっと音もなく飛んできて、10くらい離れた電線に止まった。トビとカラスの間くらいの大きさか。頭がずんぐりしている。
でもトビやカラスは夜飛ばない。夜に飛ぶ大きな鳥、といえば・・・
そう、フクロウ。
目は見えないけど、なんだかこっちを見てる気がする。

この辺ではフクロウは時々見かけるし、鳴き声を聞くこともある
。去年は5月ごろに、アオバズクの鳴き声の日記を書いたと思う。
フクロウは、
ホーホ、ホッホホーホ と鳴く。
アオバズク
ホーホー ホーホー ホーホー
と鳴く。似てるが別の種です。

しばらく見てると、フクロウははばたいて、頭上2mくらいのところをかすめた。
街灯の光で、翼のこげ茶の虎斑模様が見えた。
翼は他の鳥より広い。左右広げた幅もそうだが、面積が広いといえばいいか。ぶわっと広げた感じ、なのに音もなく滑空していく。
この翼でネズミなどを音もなく襲うんだな。

フクロウは別の電線に止まり、しばらくじっとして、また山のほうに飛んでいって見えなくなった。
シルエットを、記憶を辿って描いてみた。
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なぜわざわざ一人でしゃべってる(ケータイ通話中)の人間の近くに止まったんだろう。電線はどこにもあるのに。
フクロウも、(なんだろこいつ)と様子を見に来たんだと思う。鳥は頭がいいから。
そんなに山奥?と思うかもしれないけどそうでもない。
フクロウの類は案外人里の近くにいるから。
フクロウを見たことない人も、フクロウに見られてるかもホッホホーホ。


極楽寺坂でのこと [日常雑記]

月曜の夜、藤沢方面からの帰り道。
普段なら稲村ヶ崎を通っていくのだが、なんとなく極楽寺の方から回っていった。風が寒かったからかもしれない。

駅を過ぎて極楽寺切通しを下りはじめたあたりで、歩道の隅に何かの塊が目の端に入った。
(あれ、まさか人が倒れてるんじゃないだろうな)
バイクをUターンさせる。
ヘッドライトの光に、運動靴の白い靴底。リュックを背負った背中。倒れた傘。
やっぱり人だ、やばい。
あの暗い極楽寺坂の冷たい歩道の上。
バイクを止めて、歩み寄る。小柄な背中。散歩帰りのおばあさんかな。いや、黒い真っ直ぐの髪が見えた。
「大丈夫ですか、大丈夫ですか」
返事がない。
呼びながら肩を叩く。
「ん・・・」
「あ・・どしたんだろ」
高校生か、中学生か。いや暗かったから小学生かもわからない。小柄な女の子だった。
もう一人、通りがかりの若い男も立ち止まった。
怪我はないようだ。寒い中切通しを登ってきて貧血起こしたのか。
「家は近くなの?」
「はい。大丈夫です。ありがとうございました」
といって、ちょっとふらつきながら歩いていった。
この寒い夜、長い時間倒れていたらやばいことにもなりかねない。8時頃だから人通りがないではないが。


・・後で思った。
今日はどうして普段通らない極楽寺坂を通ったんだろう。
偶然だろうか。
それとも、何か虫の知らせのようなものがあったのだろうか。

どちらでもいいのだけど、まだ世界に分からないことがあるのも悪くない。


新春・湘南の蜃気楼 [日常雑記]

遅まきながら、あけましておめでとうございます。

元旦から3日まで、海を見ると毎日蜃気楼が見えた。
あまり話題にされないけれど、湘南の海ではよく蜃気楼が見られる。
蜃気楼は空気の温度差によって空気の密度の差ができ、それで光が屈折して通常を違う見え方がするわけだが、おおむね3種類ある。
①冷たい空気の上に暖かい空気が入って、水平線彼方のものが浮いてみえるもの。富山湾などで見られる珍しい蜃気楼はこれ。
②暖かい空気の上に冷たい空気が入って、地上や水面に空などが反射するもの。春夏の道路でみられる逃げ水もこれ。
③左右の気温差によるもの
詳しく知りたい人はこちらを。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%9C%83%E6%B0%97%E6%A5%BC

正月に見えた蜃気楼の写真がこれ。写真をクリックするとアルバムに飛んで、拡大して見れます。
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写真のような、この辺で見られるのは、暖かい空気の上に冷たい空気があって、空が海面に映りこむもの。
理屈は多分こうだろう。
海水は空気より冷えるのが遅く、この季節では大気より暖かい。黒潮の影響もあるかもしれない。
そこに冷えた空気が入ってくると、温度差が出来て光が屈折し上向きにカーブする。それで空が海面に映って、島や半島が浮いて見えたりするんだろう。
2日の夕方、伊豆大島の下に白く水平の筋が入って、島が浮いているように見えた。こういうのは初めて見た。

ちなみに富山湾型の蜃気楼もたまに見えることがある。
去年の2月25日、普段見えない初島が見たことがある。写真アルバムにUPしておきます。小さくてほとんどわからないけど。
遠くの船?が氷山みたいに見えたこともある。
今後も見えたらUPすることにします。


エスカレーター並ぶのは右、左? [日常雑記]

エスカレーターに乗るときどっちに立つ?
これは最近ではよく知られているように、関東と関西では違う。
関東では左側に立って並ぶ。急ぐ人は右を歩いて登る。
これが関西では逆になり、右に立って並び、急ぐ人は左。
先日京都に行ったら、たまに関東人が混じっているらしく、右左が混在していた。急ぐ人はジグザグ(笑)。

暇な人が、東京と大阪間のどこで入れ替わるか調べたそうで、結果は岐阜羽島のあたりで分かれると結果がでたそうな。
なぜ東と西で違いがあるのか、深い訳があるのかないのか。
いろんな説があるが、信憑性ありそうなのは、
大阪万博の時にイギリスのルールを導入したから、関西では左を歩く、というもの。
昔は、武士が刀を指していたから左側通行。それが残っていて左という説もおもしろい。
では関東は?
たぶんはっきり誰かが決めたのではなく、自然発生的にそうなったのではと思う。
ルール、というかマナーとして、そうしようね的に教えられた記憶がある。

ところで、横浜のヨドバシカメラでは、
左側に並ばず2列に立ってエスカレーターにお乗りください・・歩いて登るのはおやめください」とアナウンス。
でもみんな左に並んでた。
だれもヨドバシのエスカレーターを歩いたり走って登る人いないんだけど、律儀に右側を空けて。駅の癖だね。
ちょっと滑稽。
エスカレーターなど歩いても走っても、そんなに時間が変わるわけでもないだろう。
無意味に急ぐの止めると、気持に余裕ができるかも。

デルス・ウザーラ考 [日常雑記]

そういうわけで、昨日『デルス・ウザーラ』を見た。
こんなに静かな映画だったかな、という印象だ。
台詞も少なく、出演者のわずかな身振りで心情を豊かに伝える。
BGMもほとんどなし。それだけに一度だけ流れる兵士たちの合唱が沁みる。

当時の極東には、いろんな民族が入り混じりっていた。人など自然の前ではちっぽけな動物の一種族でしかない。
デルスは先住民のゴリド人。デルスが、焚き火の前で木を削り、一端を残して枝状のものを作り、火にくべる、祈りのようなシーンがある。 それはアイヌの作るイナウに似ている。諏訪の御柱祭でも、同種のものをオンベ(御幣)といって先導する者が掲げる。 共通の祖をもつ習慣なのかもしれない。

デルスももちろんだけど、カピタン、アルセーニエフがいい。
デルスへの最初の一言は、何者か、でもどこから来た、でもなく
「何か喰うか」。
家から出て行く時、跪こうとするデルスの手を握り、同じ目の高さで話す。
銃を渡す時、これを持っていけ、ではなく「受け取ってくれ」。
最後の最後まで、デルスへの友情と敬愛をかかさない。
言葉や表情が少ないだけに、台詞やしぐさのひとつひとつまで丁寧に考えてある。

そんなデルスをはじめ登場人物たちの、大自然の中につつましく暮らす自然観は、東洋人には馴染み深いものだ。やはり西洋人、ロシア人でなく東洋人の黒澤だからこそ描ける自然観だっただろう。

また、今見るといろいろわかることがある。

物語の冒頭。
晩年の将校が、昔の友を埋葬した森を訪ねるところからはじまる。だが森は開拓のため切り開かれ、目印にした大木も切られ、丸太がころがるばかり。かつての面影もなく、将校は立ち尽くす。

デルスとの探検は1902年、07年。
日露戦争 1904~05年
ロシア革命は1917年。
ソビエト連邦成立が1922年。

冒頭のこのシーンは、ロシア革命後の、社会主義国家建設の時代ということだろう。唯物史観のもと、古いものや精神的な価値は否定されていく。太陽も、獣も、火も、「ひと」と呼ぶデルスの自然観は、唯物主義とは相反するものだ。
のっけから黒澤は、旧ソビエトと現代の唯物主義に対する批判を突きつける。

一回目、二回目の探検の間に5年のブランクがある。 映画では描かれないが、その間には日露戦争があった。
後半の探検、1907年に将校は再び極東を訪れ、デルスと再開を喜ぶ。抱き合って子犬のように喜ぶ将校とデルス。
日本人の黒澤が、ソ連の全面協力で、この映画を作ったということには象徴的だ。いろんな意味で価値ある日ソの合作だった。

全編に、現代を覆う唯物論に対する批判が込められているように感じる。
それを許したソビエトは、いわば道化を身近に置いて、自分を批判させたリア王のようだ。
数々の文豪を生んだ文化的深みは、ソ連時代にもいくらかは受け継がれていたのかもしれない。

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アルセーニエフを演じた、ユーリ・ソローミンという役者、「おろしや国酔夢譚」に出てたような気がした。調べてみたらやっぱりそうだった。
映画での場面というより、撮影のドキュメントに記憶がある。
緒形拳の熱演の後、後ろから静かに拍手を送っている姿を思い出したのだ。
その姿がカピタンそのものに見えたように記憶している。、



黒澤明「デルス・ウザーラ」の原作 [日常雑記]

「デルス・ウザーラ」は、70年代の黒澤明の映画のタイトル。
子供の頃、ほぼ初めて見た映画がこれだったと覚えている。

舞台は20世紀初頭の極東ロシア。
未開のツンドラ地帯を探検にやってきたロシア将校と、現地の民デルス・ウザーラとの出会い。
デルスは自然を知り尽くし、将校一行を導いて供に森を歩く。
その自然観はアイヌに近いものがありそうだ。

当時黒澤明はスランプで、ソビエトが手を差し伸べた。
全面協力するからということで撮ったのがこの映画だそうだ。

ずーっと後になって、これの原作になった本が出てると知った。
それがこの本。読んでみると、映画はかなり原作に忠実に作っている。

6日土曜に、この「デルス・ウザーラ」、BSやるらしいです。
こんな寒い季節には丁度いいかも。

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エコ調理・ペレットストーブとソーラークッカー [日常雑記]

知人の家で使われているペレットストーブきりん君。
ペレットとは、おがくず、木屑などを固めた燃料。それ専用のストーブがペレットストーブ。
室内用もあるが、これは屋外で楽しめる携帯用。分解して車にも積めるのが特徴だ。
廃材が燃料になるので、CO2フリーと木材の有効利用でぼつぼつ注目されている。
ペレットが安定して供給されればもっと使い安くなるだろう。
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これは、街でたまたま見かけたソーラークッカー。
太陽の光を集めて調理する。この人はクッキーを作っていた。おこわ、焼き芋などもできるらしい。長時間加熱する料理にいいのかも。
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これはパラボラ式のもの。もっと高熱になるので鍋も煮えるという。
チベットでこういうのが使われている写真をを見たことがある。
どちらも、キャンプや屋外のイベントなどで使ったら楽しそうだ。
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藤袴を守ろう、探そう [日常雑記]

藤袴は万葉集や源氏物語で詠われた野草で、かつては河原など至るところに生えていたそうですが、今では野生の原種は滅多に見られなくなり、準絶滅危惧種に指定されているそうです。

京都では藤袴を守る運動が行われているそうです。
数年前、大原野に自生している原種を発見、株を増やしてあちこちに植えたり飾ったりしています。
写真は東山の高台寺。

白、ピンクのものは園芸店などで売られていますが、それは他の種と交配した園芸種。
茎が赤いのは違うそうです。

このへんでもどこかに咲いてないですかね?
川の土手などによく生えるそうです。
見つけた方はご一報を。

↓藤袴プロジェクト
http://www.kbs-kyoto.co.jp/contents/fujibakama/

             鎌倉・光則寺にて
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タグ:藤袴

幼虫から蛹へ [日常雑記]

数日前から、大きな青虫が窓のところでじっとしていた。

おととい見たら、糸で自分の身体を窓枠に固定し、蛹の準備。(左)
昨日見たら、見事に色が変わって蛹になってた。(右)
これなら鳥も虫だと気付くまい。
不思議なものだな。

しかし、なんでまたこんなところで冬越すことにしたんだろう。
人の周りというのは、小動物にとっては鳥などの外敵が来ない安全なところなんだろうか。
春までに何かの拍子でぶつけたりしてはいけないから、どこかに移してやろうか、蛹君。
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